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執筆者の写真土屋康平

ネガポジ日記 #11「分岐点」

更新日:2018年12月19日

今年最後の舞台が幕を閉じた。




去年から決まっていた舞台。

自分は演出部だけど、ものすごい楽しみにしていたし、何か道が切り開かれるような気分にもなってた。


終わらない舞台はないねぇ。

ないない。

誰も怪我をせずに、最後までやり抜けたことが何よりだ。


昨日ならば今頃、もう下北沢の劇場にて、アップが終わり、14時公演の準備に取りかかっていた。


すでに懐かしい。



学生の劇団と違うことは、舞台が終わってしまえばやはり会わなくなるということだ。


学校があるわけでもあるまいし。



出演者も、スタッフさん達とも楽しく話しができた。


何か次の公演に繋がることはなかったけども、得たものと持ってないものがはっきりわかった公演だった。



知名度に悩まされたり、魅力という武器が強すぎたり、自分はなんなんだという苦労がたくさんあった。



それでも終わりは来るんだね。

来てしまったよ。



舞台は残らない。

千秋楽が終われば、バラシが始まる。

もうきっとあの劇場には、違う舞台が出来上がってる。

一期一会のこの舞台。



打ち上げの別れ際、またどこかでお会いできたらという言葉が飛び交っていた。


少しだけ怖くなった。つまりはこの業界にお前さんは残っていられるかなと問われてるようで。



今は大学三年生の自分。

中途半端にここまで来てしまった気がする。

落ち着かない。今きっと転落中。どこかに不時着することを祈って。


ご来場ありがとうございました。

また、この舞台に関われて幸せでした、本当にありがとうございます。









オチ(つ)がない。

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