最近髪を切りに美容院へ行った。
毎度思うことが、客と店側のステータスが同等でないと何とも言えない気分になる。
あと鏡の前に1時間座らされ、自分の顔を眺めさせられる。新手の拷問。
理容師がとにかく全員カッコよく可愛い店に行ってしまって、せめてもの救いは男の方が担当についてくれたこと。
いやいやいや、そんなに嫌なら床屋行けばいいじゃん。
それもそうだ。しかし、美容室で嫌な思いをしない為に床屋に行き、翌日コボちゃんに出てくるキャラクターの髪型になって、人と会うたびに「何その髪型(嘲笑)」と言葉の暴力に合うくらいなら、いっそいい髪型になってやったほうが絶対に傷つかない。
そう、だから僕は床屋でなく美容院に行くのだ。
中身のない薄い会話を広げてくる店員も苦手だし、堂々とメンズノンノと週刊文春の2冊を机に置いてくる神経もわからない。あーあ、髪の毛洗うの上手いな。これ毎晩自分にもやってんのかな、地肌喜んでるだろうな。
仕上げのワックスをつけてもらう、滅多につけないから翌日にどう頑張っても再現ができない。もはや美容院とは髪切るところじゃなくてワックスつける店だ。その口実として髪を切るのだ。
学校に行く。
みんなと会う。
口を揃えて言われる。
「何その髪型(スクールカースト底辺の人間を流し見してバカにしながら)」
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