ネガポジ日記#18 褒めて伸びて少し縮むタイプ

扉を開けると、なぜかいつもただいまって言ってしまう場所がありまして。


それは自分の家ではないから、ただしくは「お邪魔します」のはずなのだけれど。


でも、そこに行くといつも褒められる。

かっこよくなったねとか、また大きくなったねとか、ご飯美味しそうに食べるねとか、元気だねとか。


当たり前のことを褒めてくれるその人が大好きだった。



その人は関東に住んでて、自分は愛知だったから、長期休暇にしか会えなくて寂しかった。


だから、自分はその人の家の近くで住むつもりだった。東京の大学に進学する時は。


なんせ料理が美味い。

本当に美味しい。どの高級料理店よりも美味いのだ。


これでは大学に入ったら太り続けてしまうなとも心配していた。



無事、進学が決まり、ついに話は理想から現実に変わった。あのうますぎるお料理が永遠に食べれてしまうのだ。これは大変だ。


そんな入学が間近の時、2月の4日。

その人はふらっと旅に出てしまった。


家族で大パニック。

予定に無かったから、急いで止めに行ったけど、間に合わなかった。

一人残されたおじいちゃんもなんだか寂しそう。


俺もせっかく料理を永遠に食べられるチケットを持ってたのに、使えなかった。

もう一回あのハンバーグが食べたかった。



もう旅に出てからかれこれ3年が経ってる。



怖いのは、すっかり忘れていたこと。

いないのが当たり前になっていたこと。

思い出すことが大事なはずなのに。

居てくれたから今の土屋康平がいるのに。



こんな風にブログにふらっと書いてしまっていいのかわからない。

けども、次会えた時にはまた褒めてもらえるように、もう少し頑張ろうと思う。



また行くねおばあちゃん。